※この文章は、該当する方々に向けて書いています。無関係な方々はスルーでお願いします。
日に日に妻のお腹が大きくなります。
診察に通いだしてからもスピードは遅いが、体重・身長ともに成長曲線の下限範囲ギリッギリを推移していました。
この頃になると担当医も
「やはり、部分胞状奇胎と言っても良いのでは」
と、言い始めていました。
担当医の予想としては、
「部分胞状奇胎」の正常な胎盤から胎児に栄養が送られているだろう。
そのうち、成長スピードが遅くどこかの時点で成長がストップすると思うが
最低ラインの体重と週数をクリア出来れば、帝王切開で超早産の未熟児として生まれるかもしれない
と、説明を受けました。
その最低ラインは「500g」でした。
今の医学ではその体重でも、産後生命を維持することは可能とのこと。
そう言われても、安心することは無いが、細い希望の糸が繋がった気がしました。
そして、このタイミングで担当医が交代することになります。
今でも我々夫婦には、奇跡の予兆の最初だったと話します。
淡々・冷酷な准教授から
30代の女医先生に交代したのでした。
この女医のT先生は、まさしく幸運の女神となりました。
T先生は、非常に穏やかな性格の先生で、おおかた医師に見えないw(先生、ごめんなさいw)
准教授にいつも崖から突き落とされていた妻が、この先生に交代した頃から明るさを取り戻し始めました。
何より、人の話を良く聞いてくれる先生でした。
実際には、このT先生に妊娠期間の残り2/3を診てもらうことになります。
T先生は、毎週毎にしっかり時間をかけて診察して頂き
その都度、繰り返し丁寧に内容を説明してくれました。
妻も、T先生に絶大な信頼を寄せるようになりました。
それは、無事出産してからの最後の診察で
「先生に会えなくなるのが寂しい(泣)」
診察室で号泣するほどでしたw
信頼の固い絆が出来た頃
T先生から、精密検査を勧められたのが
「羊水検査」でした。
お腹に長い針を刺し羊水を抜き取るのですが、この検査には「流産」という大きなリスクがありました。
しかし、羊水検査により、抜き取った羊水から胎児の様々な情報が得られるとのこと。
時間をかけて、T先生と相談した上で
「羊水検査」をすることに承諾しました。
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