⑦精密検査で「間葉性異型性胎盤」の可能性が高いと診断される

子育て

※この文章は、該当する方々に向けて書いています。
無関係な方々はスルーでお願いします。

T先生より提案された「羊水検査」には意図がありました。

T先生は、様々な文献や論文、関係各所からの情報を元に

1つの結論を導き出そうとしていました。

それは、妻の病気は

「間葉性異形成胎盤」ではないかと予想していました。

ここでT先生から聞いた話を整理します。

初診では、エコー検査の結果より「胞状奇胎」と予想されました。

これは、胎児が生命を維持することは出来ません。

その後の検査で「部分胞状奇胎」の可能性が高くなりました。

しかし、最新の情報によると妊娠が継続している状況から

可能性のある病名として

①部分胞状奇胎

②胎児共存奇胎

③間葉性異形成胎盤

この3つがあります。

詳しく説明すると

部分胞状奇胎に似ている病気として

②胎児共存奇胎
これは双子に起こるケースになります。③間葉性異形成胎盤
間葉性異型性胎盤で無事出産出来た父親より
を御覧下さい。

T先生がおっしゃるには

今の胎児の成長状況をみると、胎児には大きな異常が無いのでは無いか?

問題があるならば、とっくに流産しているはずだと。

胎盤は異常があるが、胎児には影響のない

数少ないケースなのではないかと。

②は、妊娠初期のエコー画像を再確認するため

開業医から画像を取り寄せて確認したが

その痕跡(双子であったかの)は無かったと。

なので可能性は、①か③

このどちらかになるか?

私たち夫婦の今後は

「天国」と「地獄」ほど、大きく違うのです。

①は、ガン細胞に変異し、身体をむしばむ可能性もあります。

なので、産後の子宮のケアや

更に、抗癌剤治療も覚悟しなければなりません。

また、次の出産まで途方も無い時間が必要となります。

それに比べ

③は、産後に全くケアの必要がない。

T先生は

「出産時の胎盤を病理検査に出さないと、①か③か判断できない」

と、おっしゃいます。

「そして、病理検査でも判別できるかどうか解らない」

それくらい、この2つは酷似しているそうです。

?? では、何のための羊水検査なのか????

T先生は、続けてこうおっしゃいました。

「羊水検査って、産後に子供の異常(奇形)があるかどうか?

出産前に染色体を確かめるためと思っている方が多いようですが

 それも大切なことですが、それ以上に

お二人の子供さんは、超未熟児で生まれる可能性が高いので

出産時に万全な設備と態勢を準備するための情報を得る為に行うんです」と。

世の中は、ダウン症などの染色体異常児が胎内のうちに判明する

出生前診断「母体血胎児染色体検査」が話題になっていた時期でした。

そりゃ、我が子が正常に生まれてきて欲しいのは

親であれば当然だと思います。

我が子は、それ以前に、生まれてこれるかどうか

生まれてきても500g程度の超未熟児である可能性が高い。

胎児の事を最優先に考えての結論であることに

T先生には、この時改めて心から感謝しました。

続きはこちら↓

⑧その後、羊水検査で染色体検査をしたが異常が発見されなかった

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