上場企業とはどんな会社なのか
株式投資歴25年のいぎぃパパです。
地方出身者の私が東京の大学に進学し、東京で就職活動していた時の話。
就活中に父親から
「こっちで去年上場した会社があるから面接受けてみないか?」と勧められた。
地元にUターンする気が無かった私が、父親の強い要望で面接を受けて入ったのが今の会社になります。
上場企業とは?
1.自社株式を市場に上場している会社
2.証券取引所により企業の経営状況を審査
3.厳しい基準をクリアして格付される
4.格付される事で企業の信用が増す
「上場企業」というだけで、就職を決めたようなところもありますね笑
自社株で個人資産を最大化しよう
本題ですが、もしあなたが上場企業で働いていて、自社株を買っていないのなら
・将来性に不安があるなら、すぐに転職しましょう
・安定成長すると思うなら、すぐに自社株を買いましょう
理由は、自社株が将来値上がりすると、
あなたの持ち株は大きな資産となるからです。
実際に私は、入社3年目から自社株を毎月積立投資して、
25年後に投資元金が71倍になりました。
仮に100万円投資したなら、7,100万円に成長するということです。
自社株は従業員持株会で買うのがお得
会社には従業員が自社株を買える制度である
従業員持株制度があります。
従業員が、自社株をお得に買える優遇制度があります。
優遇制度とは、主に
①給与天引きで積立設定が出来る
自分で買う手間が無く、自動で給与から引かれます。
買える額は、その人の給与の何割までと上限がありますが、知らぬ間に自社株を増やしていける便利な仕組みです。
②奨励金制度
毎月の積立額に、会社からの奨励金として、買い付け額にプラスされる制度です。
わが社ですと、一律500円の奨励金が出ます。年間6,000円の補助が出るということです。
③自動再投資
株式を保有すると、年に一回配当金が支払われます。
その配当は自動的に次の買付に再投資してくれます。
買い忘れをすることが無く便利な仕組みです。
④複利効果を得る
自社株の最大の魅力は「複利効果」です。詳しい解説は後述しますが、
長期で運用すると「雪だるま式」に資産が増える効果が期待できます。
⑤仕事のやりがい
自社株を保有すると、自分の会社での貢献度で株価をUP出来る可能性があります。
自分の仕事のモチベーションにも繋がり、好循環が生まれます。
ここで複利効果について少し補足します。
仮に、
A社の株式を100株持っていて配当金が一株当たり50円出るとします。
すると、
50円×100株=5,000円の配当金
になります。
この配当金は次の買付へと自動的に回されます。
配当金は受取る時に、20%の税金が掛かります。
再投資することで税金が掛かりません。
A社の株価1,000円の時に100株購入すると
1,000円×100株=100,000円の評価額です。
その年の配当金が、一株50円なら
50円×100株=配当金5,000円
この5,000円の配当金を再投資すると
5,000円で5株買える事になるので、資産額は
株価1,000円×105株=資産額105,000円
翌年に変わらず一株50円配当ならば
50円×105株=配当金5,250円
翌年の資産額は
前年資産額105,000円+配当金5,250円=110,250円となります。
こうやって、雪だるま式に資産が増えていくのが複利効果の最大の利点になります。
自社株の資産価値がゼロになる可能性は?
購入した自社株の価格は、
上がる日もあり下がる日もあり日々変動します。
株価は下がる時はどこまで下がるのか?ゼロになることもあるのか?
そんな不安もありますが、
会社が倒産しなければゼロになることはありません。
自分の働く会社の業績なら、そんな事態は事前に分かるはずですから。
逆に、
株価が下がった時は、株数を増やすチャンスです。
私の経験談として、
私が入社して3年目に、赤字転落した時がありました。
株価は1/10以下になり、周囲は恐怖から投げ売りしました。
そこから更に下がり、
遂には1/30まで暴落しました。
しかし、
私は株数を増やすチャンスと考え、積立てを止めませんでした。
それから5年には、
黒字に転換し、株価は元値以上に回復しました。
自社株はいつ買っていつ売るのが良いのか?
持株会での積立は、
毎月決まった金額を自動で投資しています。
株式は
安い時に買って高い時に売るのが鉄則です。
とは言え、株価を予想するのは一部の天才を除き不可能だと思います。
・株価が安い時は多く株を買う事が出来る。
・株価が高い時は少ししか買えない。
この事で株式の取得単価を平準化する事が出来ます。
これをドルコスト平均法と言います。
売るタイミングいつがベストなのか?
原則売らずに長期保有するのをお勧めします。
なぜなら、
先程の複利効果は長期間でお金を増やす手法なので、
売らずに保有することで最大効率が出せます。
買った時の株価より何倍も上昇するなら別ですが、
必要な時までは長期保有することをお勧めします。
集中投資から分散投資へ移行するのが成功の秘訣
自分の資産を増やす初期段階では、
自社株に集中投資する方が効率的に増やせると思います。
そのうち、
ある程度資産形成が進んでいき、資産額が大きくなると、
集中投資から分散投資へ移行するのをお勧めします。
私の場合は、
自社株に25年間集中投資して資産を増やしましたが、
この間に会社が倒産せず株価も上昇したから良かった。
もし、自社株だけしか保有して無ければ、
もしもの時に資産を大きく減らす可能性が高い。
それを避けるためには
保有する株式を何社かの企業に分散する事で、リスクを下げる事が可能です。
集中投資
・持株会で自社株を買う(優遇制度)
・再投資で複利効果を最大化
・株価を変動に一喜一憂せず継続あるのみ
分散投資
・資産額が大きくなれば集中投資から移行する
・増えた資産を守る為に保有銘柄を複数に
・1社→数社に増やす事でリスク分散
以上、みなさんのお役に立てると幸いです。
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