※この文章は、該当する方々に向けて書いています。無関係な方々はスルーでお願いします。
我々夫婦が、難病を乗り越え、7年が経ちました(2020年時点)。
自分自身、心の整理がついたので同じ病と闘っているご夫婦の少しでもお役に立てればと思い書き綴ります。
まず初めに、この病気を乗り越え無事我が子を抱けた事を報告します。
本当に、関係者の方々、妻、家族、そして神に感謝しています。
だからこそ
今もどこかで心を痛めているご夫婦達にエールを送りたいと思います。
まず、この病名を知る人は少ないだろうと思うので「難病情報センター」のサイトから引用させてもらうと
間葉性異形成胎盤(平成23年度)
かんようせいいけいせいたいばん
1. 概要
間葉性異形成胎盤(placental mesenchymal dysplasia, PMD)は、超音波断層法にて胎盤の嚢胞状変化を呈し、組織学的に胞状奇胎とは異なる胎盤の形態異常である。妊娠中の超音波断層法スクリーニングがなく、PMDの疾患概念が普及していなかった時代には、原因不明の巨大胎盤としてPMDと診断されないままに終わった症例が相当数あるのではないかと推定される。これまでの内外におけるPMDの報告はいずれも散発的な症例報告であり、系統的な調査はなされていない。
2. 疫学
PMDは1990年代に入って内外で報告され始め、2007年までの症例報告は約70例だが、実際の頻度は4,000~5,000妊娠に1例(0.02%)と推定されている。
3. 原因
原因は不明である。Beckwith-Wiedemann 症候群を合併することがあることから、11番染色体領域のインプリンティング異常によるインプリント遺伝子IGF2の過剰発現やCDKN1Cの発現低下が推測されている。また、PMDでは女児の妊娠に伴うことが多いことからX染色体上のVEGF-D遺伝子の関与が示唆されている。しかし、いずれも確定的ではない。
4. 症状
母体にはとくに症状はない。超音波断層法では胎児と共に肥厚した胎盤が認められ、その実質内に大小不整な嚢胞や管腔様構造を呈し、胎児共存奇胎や部分胞状奇胎との鑑別を要する。胎盤は巨大で、34週以降に分娩に至った症例の70%以上が1,000g以上の重量を呈する。胎盤の肉眼所見も部分胞状奇胎に類似する場合があるが、水腫様の絨毛には血管がありトロホブラストの異常な増殖はない。蛇行した絨毛血管内に間葉系細胞の増生があり多発性の血栓がみられる。
5. 合併症
胎児側:PMDの30%は胎児が子宮内胎児死亡にいたるほか、20%で子宮内胎児発育不全(IUGR)となる。また児の20%はBeckwith-Wiedemann 症候群を呈する。母体側:母体には特にPMDに特徴的な合併症はない。しかしながら、PMDは妊娠初期に部分胞状奇胎や胎児共存奇胎(正常な胚と全胞状奇胎の二卵性双胎であり、胎児は正常に発育するが妊娠を継続しても妊娠高血圧症候群を合併する危険が高く早産に至ることが多い。)と類似した超音波断層法所見を呈する。胞状奇胎と診断された場合には人工流産の適応となるため、PMDであることが正しく診断されなければ無用の人工流産を招くことになる。
6. 治療法
治療法は知られていない。PMDが誤って胞状奇胎や胎児共存奇胎と診断され、無用の人工流産が選択されないよう正しく診断する必要がある。
7. 研究班
「間葉性異形成胎盤の臨床的・分子遺伝学的診断法の開発を目指した基盤研究」班
この病気を医師より伝えられた時なかなか理解出来ませんでした。
そして、
PMDは1990年代に入って内外で報告され始め、2007年までの症例報告は約70例だが、実際の頻度は4,000~5,000妊娠に1例(0.02%)と推定されている。
こんな確率なのに、なぜ?自分達が!?自問自答の日々が続きました。
自らも調べながら、医師の話についていくのがやっとでした。
我々夫婦が体験したことを出来る限り解りやすく書こうと思います。
下記の【記事まとめ】は、時系列に目次にしてみました。
文章は基本①~⑪の順番で読んで頂けると幸いです。
【記事まとめ】
②続けて通院して様子を見たが、その影は「気泡状」のようだと診断される
⑦精密検査の結果、「間葉性異型性胎盤」の可能性が高いと診断される
⑧その後、羊水検査で染色体検査をしたが異常が発見されなかった
この⑬個のプロセス毎にリンクを貼らせて貰っています。
詳細はそちらでご覧頂ければと思います。
拙い文章ですがみなさまのお役に立てることを切に願っています。
後ほど、修正したり加筆したりもあると思います。
【この病気で悩んでいる方々へ】
この症例は 4,000~5,000人に1人という稀なケースです
2013年の出生数は102万人ですから、我々のような夫婦は、年間200組 存在することになります。
この200組の方々の為に書きます。
いつでもこのブログにコメント下さい。
必ず返信させて頂きます。
何もご協力できる事は無いかもしれませんが、言葉のエールを贈らせてもらいます。
そして
愛しいお子さんに出会えることを心よりお祈り致します。
2014年7月 いぎぃパパ
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