⑥妊娠中期を過ぎても胎児が成長しているので精密検査をする

子育て

※この文章は、該当する方々に向けて書いています。無関係な方々はスルーでお願いします。

日に日に妻のお腹が大きくなります。

診察に通いだしてからもスピードは遅いが、体重・身長ともに成長曲線の下限範囲ギリッギリを推移していました。

この頃になると担当医も

「やはり、部分胞状奇胎と言っても良いのでは」

と、言い始めていました。

担当医の予想としては、

「部分胞状奇胎」の正常な胎盤から胎児に栄養が送られているだろう。

そのうち、成長スピードが遅くどこかの時点で成長がストップすると思うが

最低ラインの体重と週数をクリア出来れば、帝王切開で超早産の未熟児として生まれるかもしれない

と、説明を受けました。

その最低ラインは「500g」でした。

今の医学ではその体重でも、産後生命を維持することは可能とのこと。

そう言われても、安心することは無いが、細い希望の糸が繋がった気がしました。

そして、このタイミングで担当医が交代することになります。

今でも我々夫婦には、奇跡の予兆の最初だったと話します。

淡々・冷酷な准教授から

30代の女医先生に交代したのでした。

この女医のT先生は、まさしく幸運の女神となりました。

T先生は、非常に穏やかな性格の先生で、おおかた医師に見えないw(先生、ごめんなさいw)

准教授にいつも崖から突き落とされていた妻が、この先生に交代した頃から明るさを取り戻し始めました。

何より、人の話を良く聞いてくれる先生でした。

実際には、このT先生に妊娠期間の残り2/3を診てもらうことになります。

T先生は、毎週毎にしっかり時間をかけて診察して頂き

その都度、繰り返し丁寧に内容を説明してくれました。

妻も、T先生に絶大な信頼を寄せるようになりました。

それは、無事出産してからの最後の診察で

「先生に会えなくなるのが寂しい(泣)」

診察室で号泣するほどでしたw

信頼の固い絆が出来た頃

T先生から、精密検査を勧められたのが

「羊水検査」でした。

お腹に長い針を刺し羊水を抜き取るのですが、この検査には「流産」という大きなリスクがありました。

しかし、羊水検査により、抜き取った羊水から胎児の様々な情報が得られるとのこと。

時間をかけて、T先生と相談した上で

「羊水検査」をすることに承諾しました。

続きはこちら↓

⑦精密検査の結果、「間葉性異型性胎盤」の可能性が高いと診断される

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