※この文章は、該当する方々に向けて書いています。無関係な方々はスルーでお願いします。
「胞状奇胎」の可能性があると言われてから、妻が益々塞ぎこむようになりました。
仕事から帰ると、泣いていることが多くなり、日中にネットで病気のことばかり調べては最悪を想像してしまうのだと、、。
妻に、もう調べるのは止めろ
そう言って聞かせました。
そう言う自分自身も
診察のたびに、我が子の心音が消えていたら、、。
悲観的になっていたのは同じでした。
しかし、悪い話ばかりではありませんでした。
週1回の診察で、色々なことが少しずつ解ってきました。
毎回診察の際にするエコー検査ですが、エコー画像は、例えるなら
薄っぺらい「扇」のようなもの。
立体を映すと、ほんの一部分に過ぎない。診察するごとに、妻の胎盤の全貌が解り始めました。
妻の胎盤の「胞状奇胎」は、全部に広がってはおらず
部分的であり、全体の半分くらいを占めていることが解かりました。
この部分的な状況から
「部分胞状奇胎」ではないか?、と担当医に言われました。
では、「胞状奇胎」と何が違うのか?
要するに、正常な胎盤が残っている事により、栄養を胎児に送ることが可能の場合がある。
事実、「部分胞状奇胎」で胎児を出産した例はあるとのこと。
何より、我が子は少しずつ体重が増している。
おそらく「へその緒」が正常な胎盤の部分と繋がっていると仮定することが出来るそうです。
とはいえ、正常な部分が半分の胎盤である以上、普通の胎児より、体重増加が遅い可能性が高い。
准教授は、いつもの淡々とした表情で
「この週数ではハッキリしない」
「どこかで成長が止まってしまうかもしれない」
「妊娠中期まで持たないかもしれない」
いつもの非情な言葉を浴びせられました。
妻は、また奈落の底に突き落とされましたが
不明でもやもやしていた頃に比べて、少しずつクリアになってきたことは
少しは希望が持てる1日となりました。
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